とある男の恋愛失敗談
- らびっとぉ
- 2021年4月5日
- 読了時間: 5分
四月に入り、新生活に四苦八苦している人々をTwitterでよく見かけますね
一応このブログもサークルのサイトを借りているので、Twitterでは新大学生を集めているつもりではあります
そんな訳で、本日は私が大学一回生の頃に経験した事件というか人間関係の失敗例をお話しさせて頂こうと思います
滅多なことでも無い限り大事に発展することも無いですが、多少は気にかけておくと未然に防げるかもしれません
◇◇◇
さて、大学というのは非常に広い
物理的な話ではなく、様々な人が様々な場所からやってきて、様々なコミュニティを形成する
その代表例としてサークルや部活がコミュニケーションの場となるが、私や、彼もそのような場所で新たな出会いを探していた
そんな彼、N氏と出会ったのはとある音楽系サークルでのことであった
N氏は見た目は悪くなく、一見おとなしそうな性格の男だ
出身がどこかは忘れたが、高校は男子校だったという
そんなN氏とは音楽系のサークルの関係上、パートが一緒ということもあり、話す機会も多かった
最初は堅めの印象だったが、話してみるとノリのいい奴だった
彼についてはこれくらいで、少し私の話をさせて頂こう
私は人間関係、及び趣味に関して広く浅くのスタンスを取っている
だからこそ一つのサークルに依存することなく、様々なサークルに入り、様々な人間関係を構築しようと思っていた
そして実際に多くのサークルの新歓に行き、情報を集めて回っていた
そんな中、とあるイベントサークルでEさんという女性と知り合った
その子は何と言うかポテンシャルの高い人で、どことなく八方美人のような不思議な人だった
話を聞くと、大学には内部進学で入ったそうで、なんと同じクラスだったことが判明した
更に、そのイベントサークルの他にも先ほど言った音楽系サークルにも入ろうとしているとのことであった
そんなこんなで私とEさんは意気投合し、実際に二人ともイベントサークルと音楽系サークルの両方に入ることになった
こうして私は、大学のクラスに行けばEさんに会い、イベントサークルに行ってもEさんに会い、音楽系サークルに行けばN氏とEさんに会うという大学生活を送ることとなった
さてさて、それから一、二か月が経ったある日、突然LINEでN氏から恋愛相談を持ち掛けられた
長ったらしい文章だったが、簡単に言ってしまえばN氏はEさんのことが好きだという
そんでもって何かと接点の多い私に是非とも支援をしてほしいとのことだった
出来たばかりの友達から恋だろうが何だろうが悩みを打ち明けられればそれなりに嬉しい
そういうことなら、と私も彼を支援することにした
彼が落ち込んでいたら元気の出るように声を掛けたり
アドバイスが欲しいと言われたら、N氏はどうにも引っ込み思案で恥ずかしがりなところがあるからもっと押してみたらいいんじゃない、とか言ってみたり
そんなに長い間ではなかったが、私は彼を支援していた
そして告白まであと一歩のところまできて、私は別の知り合いづてにこんなうわさを耳にした
「N氏がEさんをストーカーしてるんだって」
最初は誤解だと思った
しかし、徐々に問題は明るみになっていった
どうやらEさんはN氏によるストーカーを相当重く受け止めており、かなり困っているということであった
更に数日後、N氏からもLINEで告白が失敗したという文章を送られた
極めつけはこれである
ある日イベントサークルの方でカラオケ会が開催された
それぞれカラオケに夢中になり、盛り上がっている中、Eさんがサークルの先輩を連れてカラオケルームから出るのに気付いた
私も一曲歌い終わり、ドリンクバーに向かうと、そこではEさんが先輩と話をしていた
そして私がドリンクを注ぎ終わらないうちに泣き始めてしまった
そこまで来て初めて自分の行為が結果的に人を傷つけていたことに気付いた
私は、謝っても仕方ないと思いつつ、心から謝った
彼女はむしろ困惑していた
この話はそれ以上悪い方向には転がらなかったが、音楽系サークルの内ではN氏の立場は無くなり、サークルをやめることになった
私は誰の力にもなれなかった
◇◇◇
Eさんはそれから回復し、N氏もほとんど見掛けることはなくなった
この一件は、N氏は一切非がなく、男子校で恋愛経験の少なかったN氏を責める訳にもいかず、ただ一番責めても仕方のない自分に罪悪感がのしかかった
とは言え、比較的穏便に済んで良かったことは事実であろう
このことから学べる教訓は、世の中色んなバックグラウンドを持った人がいて良くも悪くも色んな縁があるので何が起こるか分からない、ということ
まとまってないですが、これに関しては何とも言えないですね
では、今日はこれくらいで
◇◇◇
追記というか、補足というか、本題というか
ここまで読んだ人は、おそらく私が自分を責める理由に疑問を抱いていることだろう
事実、私は最初から最後まで部外者でしかなかった
しかし、ここから先を読めば私が悪いという理由もある程度分かることだろう
この時期、大学一回生の春は下宿で東京から大阪に移り、まぁ何と言うか元カノと別れて間もなかった時期な訳だ
元々恋愛には無関心だった私だが、その元カノとはあまり良い別れ方をしなかったもので、今でも未練たらたらだったりする
当時はもっと未練があったので、何とか忘れる方法を探していた
そんな時、運命的なことに元カノと名前が同じ女性に出会った
それがEさんだった
そしてN氏が恋愛相談を送ってきたとき、私の中で一つのシナリオが思い浮かんだ
Eさんを元カノと重ねることにより、N氏との恋愛を成立させることが自分以外の人間が彼氏になるという事象を呼び起こし、自分の中で諦めを付けることが可能になるのではないか、と
少し論理が飛躍しているが、恋愛がらみはそういうところがある
何にしても、これは私にもメリットのある話だと思った
そこから先は話した通りだ
私という人間は少々妄想の過ぎるところがあるので致し方ない
ただ一つ言えるのは、妄想は自分の中で完結させ、他人に迷惑をかけないようにしようという話だ
とまあ、黒歴史を語ったところで記事を終わらせて頂く
では、ぼーなんまてーのん
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