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ロゴを作る話

更新日:2021年4月6日

経済科学研究会OIC支部という名称は極めて誤解が生じやすく、見る者の記憶にも残らない名前である

何が一番まずいかと言われれば、漢字の羅列と漢字の羅列の間にアルファベットが挟まっていることではないだろうか

全て漢字なら良い

全てアルファベットでもよい

アルファベットの後に漢字が続くのも悪くない

漢字の後にアルファベットが続くのも認めよう

だが、「アルファベット+漢字+アルファベット」とか「漢字+アルファベット+漢字」はキレそうになる


そもそも「OIC」という語はそれ自体が略語であることを考えれば、正式名称は「経済科学研究会大阪いばらきキャンパス支部」であったことに気付く

情報過多にも程があろう


さて、そんな愚痴を漏らしつつもロゴを作らねばならない現状は変わらない


打開策はやはり「経科」である


漢字二つなら記憶に残りやすいし、造語的に見ても読みが分からないということはない

では、この二つの漢字を如何にデザインするかという話に移ろう


改めて「経」と「科」という字を見てみると不思議な形をしている

少し調べてみよう


経という字は大まかに『経める(治める・納める)』と『経つ(経過する)』の二つのパターンの意味があるようである

これらはどちらも織機の縦糸を引くことに由来しているらしい(地球の経度や経線が縦線となることをイメージすると分かり易い)

 前者の『経める』は、お経、経営など

 後者の『経つ』は、経過、経験、経常など


では経済としての「経」は何か

経済という語は中国の古典に見られる「経世済民」に由来する

つまり、世を『経める』の意味である


一方、「科」の意味はかなり沢山あるが、由来はマスを使って穀物を量ることだという

それがどういう訳だか分類の意味や、罪の意味、掟の意味、仕草の意味などに派生したという

調べても明確な答えは出てこないが、ここでの「科」は分類されているという意味だろう


以上のインスピレーションでぐわっと頑張った結果、ロゴが出来た








線で区切っているのなんかは「科」のイメージだろう


「経」も治められていっている

ここら辺は特に何も考えていないが、バランスを取るのが難しかった









結果的にこんな感じである

やはりロゴは難しい


記憶に残りやすいもの

パッと見てどういう団体かが分かるもの

自分たちを象徴するもの


そういうのが良いロゴなのだろうが、そう簡単には出来ない

最初は学術系サークルということで文房具のパーツを取り入れる筈だったが、結局どこかへ行ってしまった


何にしても、私は少し分かりにくいくらいが好きだ

よく分からないままの奴や、誤解した奴が迷い込んでくれる


逆に私はデザインというものが嫌いなのだが、まあそれはそれだろう


デザインは偏見を盾にした行為だ


私はまだその意識が足りない


その意識も無いままにデザインをするようなことがあってはならないと私は思う

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