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賞味期限切れの話

更新日:2021年4月6日

たまに料理をする

一般的には料理頻度は高い方であろうが、以下の二つの点で毎日しているとは言えない


一つ目は料理をしたいときとしたくない時の波があることである

正しくは、何を食べたいかの波であるが、カレーを食べたいときもあれば、チャーハンを食べたいときもある、ラーメンを食べたいときもあれば、マックのポテトがたまらなく食べたくなることもある

これらは一時の欲求というよりかは波に近く、一週間程継続して思考を支配する

だからこそカレーが食べたいときは毎日カレーを食べるし、ラーメンを食べたいときは毎日ラーメンを食べる

従って、大体一週間ごとに料理をする時期もあれば、全くしない時期もある

・・・当然毎日ラーメンやマックに通っていると胃が荒れるのだが


二つ目は一回の料理で数日分の食事をまかなうことが出来るからである

最近また鍋を買った

給食のカレーなんかが入ってそうなかなり深い鍋

これさえあれば一回の料理で一週間はもたせられる

その分一回の調理には力を入れる

カレーもチャーハンも「出汁」こそが命だということに最近また気付いた

肉は二日煮込まなくては料理でない

仕上げは高火力でスパイスをふんだんに

そんだけ頑張っても失敗するときは失敗するのが楽しい、そういう世界だ


さて、こうしてみると実際に料理という料理をしているのは一か月の内ごくわずかである

そういうスタイルが確立することは、何か自分の存在を意識できる点でうれしい


しかし、年がら年中これが上手くいくわけではない

気温が上がってじめじめした季節になると腐敗とカビの繁殖が厄介になってくる

今日のチャーハンには二週間ほど前に作ったチャーシューを入れたが、夏場はこれができない


大前提、市販の商品に賞味期限や消費期限はあるが手料理にはない

数値としての期限がない以上、自分で大体これくらいかを決めることになるのだが、それも再加熱や鍋で寝かせていた時間など手料理ならではの要因によって把握が難しくなる


一番の問題は明確な数値があるかどうかの問題で、例えば卵や牛乳の期限は三日までなら過ぎても大丈夫とか、肉や魚なら二日目までは大丈夫でそれ以降は匂ってみて決めるみたいな私だけの基準がある

しかし料理の場合は翌日で駄目なこともあれば、一週間常温放置や二週間冷蔵庫の影にある、二か月間冷凍庫の奥深くで眠っているなんてのは日常茶飯事となる


基本的には勘を頼りに判断を下すが、幸いなことに今までこの勘が外れたことはない

カビの生えたカレーも、冷蔵庫で二週間経ったチャーシューも、発酵が不完全な自家製ヨーグルトも、冷凍庫で二か月以上は忘れられていた鶏肉もちゃんと食べて乗り越えて来た


こういうところはボーイスカウトでキャンプをしていた頃から変わっていない


くだらない話だが、人間にも消費期限がある

恋愛とか美貌とか体力とか知力とかそれだけじゃなく、私を消費する私が「もう少し待ってもいいだろう」「まだ腐りはしないだろう」と先送りにしてきた人生というものを使い切る勢いで生きるのか、腐らせてしまってから捨てるのか結局はどっちかなのである


この腐りかけの人生も私なら美味しくアレンジできる

どうせ食べるのは私一人なのだから、持ち合わせの図太さで乗り越えるだけ



・・・上手くまとまったかな?

では、ぼーなんまてーのん!

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