飼ってる蛇が可愛い話
- らびっとぉ
- 2021年4月2日
- 読了時間: 3分
蛇の可愛さについてどう思うか
古代より蛇という生き物は恐ろしい存在としてそこにあった
噛まれればひとたまりもなく、その牙と毒は瞬く間に対象の命を奪う
旧約聖書でイブをそそのかしたのも蛇
ギリシャ神話ではメデューサやキマイラ、中国の龍や日本の八岐大蛇など強さの象徴でもあった
日本の蛇にはマムシやアオダイショウ、噛まれれば「その日ばかりの命」という意味からヒバカリなんて名まえの蛇もいる
しかし、実際には蛇全体の内、毒を持っている種類は3割にも満たないという
又、インドなんかではへび使いといった存在がおり、異なった文化も存在することが分かる
まあ、そんなことはここではどうでも良い
蛇が可愛い理由は大きく分けて3つある
1.お顔がカワユイ
2.からだ全体のスマートさが最高
3.一つ一つの仕草がヤバい

まず、その顔であるが、おめめが丸くて水晶玉のような輝きがあり、尚且つ閉じているときの口の形も可愛い
そして何よりピロピロと出る舌の可愛さと言えば言葉に出来そうもない
勿論、口を開けばその獰猛さに身の毛もよだつかもしれないが、ここではそれもギャップ萌えとして加点される
まあ、うちの子はまだ小さいから、餌を飲み込む時の一生懸命さにクソ萌えるだけだが
次にそのフォルムであるが、蛇の特徴として足がないという点が挙げられる
故にその身体でとぐろを巻いたり、くねくねと動く訳だが、そのしなやかさというかスマートさというか、無駄のない美しさには恐れ入ってしまう
更に言えば、そのシルエットだけでなく、身体の紋様や色合いにも簡素だが少し不可思議な芸術性が潜んでいる
私の一番好きな蛇は何といってもアオダイショウなのであるが、あの深緑とも青ともブラウンとも言えない色にはいつ見ても見入ってしまう
また、同じ種類でもそれぞれの持つ微妙な違いであったり、成長段階によって変わる色にも独特の美学がある

そして最後に蛇の仕草であるが、ハンドリング(手に乗せて遊ぶこと)をしていても、顔をこすりつけてくる動作やちょっとした人間らしい動きには可愛くて悶え死にそうになる
蛇を買う決め手となったのも、実際にペットショップでハンドリングをさせてもらったときのあのひんやりとした気持ちよさと、ぎゅっと巻き付いてきてくれた可愛さにハートを撃ち抜かれたからだ
まとめると、蛇は可愛くて、格好良くて、美しくて、強くて、ちょっとドジで、神聖で、不思議で、言葉に出来ない良さのある生き物だということ
まあ、あの子には私のエゴに付き合わされてしまって申し訳ないとは思うけれど、これからも快適な生活を送ってもらえたらと思ってます

何で唐突にこんなことを書こうと思ったかというと、昨日の夢が蛇を失ってしまう夢だったからです
夢とは言え、少しだけペットとの向き合い方を考えるきっかけとなりました
蛇は可愛いです
しかし、蛇は懐きません
良くも悪くも、こっちが現実だったという話です
夢の中の蛇には可愛いと思いませんでしたから
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