飛行機は交通手段である
- ポリエチレン
- 2021年6月27日
- 読了時間: 3分
何を当たり前のことを言っているのだろう。とはいうものの飛行機に乗ること自体に何か特別感を抱くような人が多いように気がします。しかし実際としては電車やバスのようなほかの公共交通手段と同じく、日常的に使用可能な交通手段ですしそんな特別感を演出するようなものはないはずです。ですがそう単純な納得はいかない。それは何故でしょうか。
一つに、乗るときに保安検査という形で確認がとられるためです
これは他の交通手段ではないことといえます。空を飛ぶという性質上、上空での緊急事態は生死に直結するため、安全確認は必要なことになっています。しかし、だからといってなれたらどうってことないです。あんな一分もかからずに終わることに何かの特別感を付与することなんてあるのでしょうか。改札の一部として考えると何も感じなくなります。
次に、飛行機に乗るときは大抵長距離移動になるという点です
電車やバスのように短距離を移動するわけではなく、長距離を移動するために使われる交通手段であることが特別感を生み出しているのでしょうか。しかしそうではないと考えます。例えば新幹線や高速バスも同じく長距離移動のために使用されるものですがいづれも、特に高速バスに乗るときに何かしらの特別感を抱きながら乗る人は少ないでしょう。何なら早く着かないかなぁ、とか思いながら乗っていることでしょう。なので移動距離が長距離だということが飛行機に対して特別感を付与するということにはなりにくそうです。
次に完全予約制であるという点です。
他の交通機関の多くは予約をせずに乗ることができます。それに対し飛行機は必ず予約をしてから搭乗ということになります。またこの予約も早くから行うという点でその人の予定のなかの一連の流れとして組み込まれることが特別感を演出しているとも考えられます。
この3点目に関しては飛行機の使い方という点でイメージが変わりそうです。飛行機自体は決して前々から予約して搭乗するというものではないという感覚を持つ人間も当然いるわけです。
だからこそ当日に空席を確認して、軽率に行き先を決め、何も考えずに飛行機に乗る人間も当然いるわけで、そのような人間にとって飛行機とは移動手段の一種にしか他なりません。
そのため飛行機それ自体に何かしら特別な意味を付与をしているわけではなく、行動特性によって付与しているのではと思います。なのでもっと軽率に、どこか遠くに行くときは飛行機という移動手段を経路の一つに入れてもいいと思います。飛行機は交通手段ですから。
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