地震についてまとめてみた③(レジュメベタ張り)
- らびっとぉ
- 2021年4月11日
- 読了時間: 2分
《第三章 アセスメントと対策》
地震研究の歴史
初期の研究と地震予知計画
日本で地震に関する科学的な調査が始まったのは1892年の震災予防調査会が設置されてからである
・震災予防調査会
1891年の濃尾地震を受けて設立された大日本帝国下の機関。
1892年から1925年まで存続。
しかし、1923年の関東大震災には成果を上げられなかった為、解体し、新たに東京大学内に地震研究所が設立された
・東京大学地震研究所
1925年に設立された研究所。
現在まで存続しており、海外の地震や火山現象を含む様々な現象を研究している
→地震前後で陸地がどのように動いたかを測量
しかし、測量期間があまりにも空き過ぎている為に精度はよくなかった
その後、1963年の地震予知計画からは定期的な測量を全国で行い、海面を観測する験潮所を増設、地磁気や重力の測量、地震観測所の設置、活断層の調査など本格的な研究が始まった
更に、微小地震の観測計を開発するなど技術的な発展も見られた
そして、1960年になって初めて提唱されたプレート・テクトニクス説が地震研究によっても検証されていく
1973年以降の研究
1963年の地震予知計画から十年が過ぎ、新たに海底地震に関する研究が加えられ、より実験的な研究が行われていく。
又、継続的な調査によりデータの分析が可能となったこともあり、ここからは本格的な地震予知へと乗り出していく
新たに導入された技術には、1980年前半にVLBI*[3]、1980年代後半にはGPSといった宇宙技術などがある
実際にこの頃になると、ギリシャのアテネ大学で電磁気を計測するVAN法で地震予知が成功している
1995年以降
1995年の阪神淡路大震災により、新たに地震調査研究推進本部が設立
・地震調査研究推進本部
各研究機関と連携を取り、国や地方公共団体へ防災を促す機関。1995年から現在まで活動。
内陸部の活断層への調査を積極化し、シミュレーションモデルの作成などが開始された
又、この頃から南海トラフへの注目が集まってくる
2011年以降
東日本大震災という予期せぬ地震を受け、これまでの評価を一新
津波や液状化現象が再注目されるようになる
Comments